マッチングアプリをしていると桜木花道などかわいく思える。
筆者が初めてSLAM DUNKを読んだのは大学生の頃だった。
冒頭で桜木花道は中学3年間で50人に振られた。
当時の筆者は「50人に告白することはないだろう。」と考えていたが、後程、桜木花道など大したことないと感じるほど、フラれることになるとは微塵も思っていなかった。
どのマッチングアプリでも共通していることだが、気になる異性がいれば、いいねを送ることになる。
結論からいうと、まずマッチングしない。
どのくらいマッチングしないかというとプロ野球選手なら、来シーズンどころかシーズン途中で解雇されても文句を言えないほどの低打率である。
50人に振られるなど一週間もあれば可能であり、一ヶ月もする頃には桜木花道なぞ、大したことなかったと感じるくらいにはフラれる。
マッチングアプリを始めた頃の筆者はあまりにもマッチングしないため、スマホが圏外であることを疑い、Wi-Fiが不安定かどうかを確かめた後、この事実を理解し、悲しみに打ちひしがれたものだ。
これからマッチングアプリを利用してみようと考えている人(特に男性)はこの事実を理解し、強い気持ちで臨んでほしい。
では、マッチングする確率を上げるにはどうすればいいのか?
Google先生によるとプロフィールを書くとか、顔が大きく写っている写真を使いましょうとか言われるが、残酷な真実を先に言っておく。
顔だ。
顔が全てだ。
理由は簡単である。
どんなマッチングアプリを使っても、最初に表示されるのはプロフィールに設定している画像だからだ。
そして、どんなマッチングアプリでも簡単にいいねを送れる仕組みになっている。
このような場合、人は何を基準にいいねをするか。
見た目である。
もう残念なほどに見た目である。
見た目より中身が大切とかいう人もいるだろう。
しかし、中身が大切になってくるのは見た目という第一関門を突破した後の話である。
そもそも、口ではいくら綺麗事を言っても、最初は見た目で判断する。
その後にメールや会話などで相手の人格を知るのだ。
簡単にいいねを送ることができ、簡単にブロックすることができるマッチングアプリなら、それがより顕著になる。
なぜなら、マッチングアプリでは職場などと違い、無理して会話をする必要などないからだ。
この事実を忘れるとマッチングアプリの運営会社による甘い誘惑に騙されることになる。
具体的にはプレミアムパックなどと呼ばれるものだ。
大概のマッチングアプリは男性のみ有料であるにも関わらず、さらに追加料金まで取ろうとするのである。
これだけ聞くと加入しなければいいではないかと思う人もいるが、「マッチングの確率が3倍になる」などと言われたら、つい財布の紐が緩む人もいるだろう。
だが、冷静に考えてほしい。
0%に何を掛けても0%なのだ。
実際はごく僅かな確率でマッチングするため、0%ではないが、3倍になったところでたかがしれている。
検索の上位に表示されるとかプロフィールに特別なアイコンがついて目立つようになるとかの特典はあるらしいが、そもそも何が表示されようが見た目が好みでなければ、スワイプされて終わりなのである。
そこにお金をかけるなら、その分のお金を趣味などに使った方が有意義だと思う。