ガンダムの凄さはガンダムを知らない人には伝わらない。
みなさんは機動戦士ガンダムをご存知だろうか?
ロボットアニメの代表格であり、視聴したことはなくても名前くらいは聞いたことがあるはずだ。
そのガンダムを操縦していたのは主人公であるアムロ・レイだった。
一方、「赤い彗星」とは作中でアムロ・レイと戦ったシャア・アズナブルの異名である。
シャアが操縦していたザクは量産型のものと違い、赤色をした専用のザクだった。
特徴としては通常のザクより30%ほど、速く動けるということだが、シャアが操縦することで3倍の速さのように感じさせることができる。
前置きが長くなったが、世の中には多種多様な人がおり、それぞれに素晴らしい個性を持っているはずである。
ところがどっこい、皆が平等にモテるわけではなく、恋愛になった途端、大半の人の素晴らしい個性は石ころに成り果てる。
ここで冒頭の話に戻るが、ガンダムは地球連邦軍の技術の粋を集めて作られたモビルスーツであった。
この2つの違いは明確な比較対象がいたことである。
「最新技術であるエネルギーCAPを採用した携行式メガ粒子砲「ビームライフル」の仕様を固定式ハンドショットガンスタイルから分離式に変更している。
装甲材はRX-77から引き続きルナチタニウム合金を採用。加えて、特殊樹脂や強化セラミックを充填した三重のハニカム装甲とすることで軽量化の両立にも成功した。」
こんなことを言われてもガンダムに興味がなければ、何が凄いのかはわからないだろう。
しかし、シャア専用ザクの特徴はこうである。
「普通のザクと違って色が違い、速く動きます。しかも、シャアが操縦すると普通のザクよりも3倍、速く動いているように見えます!」
これなら、ガンダムを知らなくてもシャア専用ザクが凄いことくらいは理解できる。
なぜ、理解できるのかといえば、量産型ザクという比較対象があり、表現も専門的な用語がなく、一般的な表現になっているからだ。
さて、これをマッチングアプリの場合で考えるとこんな感じになるだろうか。
ガンダム型
「年収は30代男性の中央値の約3倍です。病気や傷の診察・治療を職業としています。」
「年収は1000万円。職業は医者。」
明らかにシャア専用ザク型の方が分かりやすい。
説明としてはガンダム型の方が丁寧なのだが、シャア専用ザク型の方が分かりやすい理由はこんなところだろうか。
①年収の相場がどのくらいかの認識がある。
②医者という職業のことを知っている。
①と②の認識をほとんどの人が持っているため、比較しやすいのだ。